「「はてなダイアリー」ヤバい、というかブログ全体がもうヤバい」というエントリ

過激さを狙ったタイトルだ。

このエントリが言う「ヤバい」は「すごい」の同義語ではないよね。

はてなダイアリー」ヤバい?

ざっと見、はてなダイアリのユーザが増えていないというのは、わりと意外な気がした。たぶんダイアリのユーザは増えていなくてもはてな全体のPVが増えるという伸びかたなのではないだろうか。

一方で、「ユーザ伸びてないよ」と言われれば、「そう言われてみればそうなのかもな」という感もある。機能自体は随時強化されているのだろうけれど、目立った機能強化はない。できることは同じだ。実はすごく便利な機能が追加されているのかもしれないけれど、気付かないのであればないのと同じ。

はてな内部としても、はてなダイアリ自体もう枯れたものと考えているような印象を感じる。そうでなければもっと貪欲に機能を盛り込んでいってもいいはずだ(外部プラグインをもっと積極的に取り入れる機能とか、トラックバックツリー表示とか)。そうしないのは、開発者側として今の状態でそこそこ満足しているからだ。

そして恐らくダイアリにリソースを割くのではなく、新しいサービスにリソースを割きたいと考えているのだろう。本当に新しいサービスが生まれるかどうかはわからないが、試行錯誤を繰り返しているはずだと思う。たぶん必死に考えているはずだ。そうでなければ企業としてあとはない。それがベンチャー企業だし、そういうチャレンジを忘れないでいられるのが恐らくはてなの持つ環境だ。

ブログ全体がもうヤバい?

これについては、そうは全く思わない。ブログという用語自体が今後なくなっていったとしても、それはSNSwikiといったサービスとの穏やかな統合によるものだろう。個人が発信するコンテンツ同士が繋がり合うという本質は変わらないはず。

コンテンツ同士を繋ぐ手段として、HTMLリンク以外のものが登場する可能性は充分ある。というか、近い将来その辺りの変化がありそうな予感がする。考えてみること。