GAEpでiPhone向けWebアプリを作る (0)はじめに
はじめに
Google App Engine Python を使ったiPhone向けWebアプリを作ってみました。今後暇を見つけて、何回かにわけてこのブログにその内容を掲載したいと考えています。
iPhone向けアプリはたくさんありますが、たいていはiTunes App Storeに登録されているObjective-Cで書かれたネイティブアプリです。
一方、iPhone向けアプリにはもうひとつ、Webアプリというカテゴリがあります。こちらはApp Storeのようなポータルがないせいか(どこかにある?)あまり話題になることはありません。
iPhone向けWebアプリがどんなものかという個人的な興味で、ひとつ簡単なアプリを作ってみましたので、その内容をこのブログでログに残します。
それから Google App Engine (GAE) です。前にGAEpを使ってWebアプリをひとつ作ってみましたが、そのパワーを実感するためにもうちょっと実用的なアプリも作ってみようと思い、今回作業しました。その辺のノウハウの自分用備忘録もかねています。
iPhone向けWebアプリとは
- メリット
- iTunes App Storeに登録する必要がない
- 従って、Appleの審査もないし、年会費も必要ない
- Objective-Cもxcodeも必要ない。従ってMacを購入する必要もない
- HTML/CSS/javascriptで作れる
- ネイティブアプリに近い見た目を提供できる
- 特に、iPhoneのブラウザから「ホーム画面に追加」でiPhoneホーム画面にブックマークして立ち上げると、かなりネイティブアプリに近い使用感
何を作ったか
できるだけ簡単で、かつ実用性も高そうなアプリということで、ToDo管理アプリを作ってみることにしました。こんな感じです。
見た目がネイティブアプリにそこそこ近いのはわかるかと思います。
以下より実際に触ってみることができます。ただし、google IDによるログインが必要です。
http://penguinwatcher.appspot.com/todo/main
iPhone/iPod touchまたはパソコン版Safariでご確認ください。特にiPhone/iPod touchをご利用の場合は、上記URLにアクセスした後、「ホーム画面に追加」でiPhone/iPod touchのホームにアイコンを追加し、続いてそのアイコンから立ち上げてみてください。
仕様は以下です。できるだけ簡単な仕様にしました。
- 認証を用いてToDo(やること)を個人別に管理できる
- ToDoを登録できる。登録には以下を設定できる。
- ToDoのタイトル(必須)
- ToDoの詳細(任意)
- ToDoの締め切り日付(必須)
- ToDoの一覧を閲覧できる
- 締め切りが近い20件
- 締め切り後一定の日にちが経過したToDoアイテムは、サーバ側で自動削除
- 登録済みのToDoの内容を閲覧および編集できる
- 登録済みのToDoの内容を削除できる